
建築仕上診断技術者
タイルや外壁等の仕上の劣化を放置しておくと落下して人や器物に損害を与える危険があります。
平成元年11月 に北九州市の高層住宅で起こった外壁タイル剥落による死傷事故(2名死亡・1名重傷)をきっかけとして、「剥落による災害防止のためのタイル外壁、モルタ ル塗り外壁診断指針」と「タイル外壁等剥離防止のための設計・施工上の留意事項」が建設省住宅局建築技術審査委員会によりまとめられました。あわせてもう 一つの重要な事項として外壁診断技術者の育成方策等も提言されました。建築仕上診断技術者はこの要請に応えるため創設された民間資格制度です。
「建築仕上診断技術者」資格DATE
資格取得の難易度 | 低~中レベル |
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平均年収 | 約400万円~ |
活躍できる就職先 | リフォーム会社、住宅メーカー、マンションビル管理会社等 |
「建築仕上診断技術者」とは?
建築物の仕上の物理的劣化、社会的劣化などを総合的に診断し、建築物の適正な維持保全に資する技術者でビルディングドクター(非構造系)とも呼ばれています。
「建築仕上診断技術者」資格取得のメリット
長寿命な建築が増えることが予想される今日、年月の経過した外壁等に関する安全性の問題は、人命にも直結した問題であり、今後一層深刻になっていくものと考えられます。
そのような背景から、建築仕上診断技術者の存在はますます重要になっています。
「建築仕上診断技術者」は、こんなリノベガールにおすすめ
建築物オーナーに仕上げ部分を診断しアドバイスを行うことで、維持保全に悩むオーナーをバックアップして信頼を得 受注活動につなげたい方。
関連資格
建築設備診断技術者、シックハウス診断士、建築・設備総合管理技術者
「建築仕上診断技術者」資格試験ガイド
資格名称 | 建築仕上診断技術者 |
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受験資格 | 下記のいずれかに該当する者 ●所有資格を前提とするもの ●学歴を前提とするもの 外壁または防水の施工実務、および診断実務の経験年数(注4)を8年以上有するとともに診断(注1)の実績を5件以上有する者 外壁または防水の診断実務(注4)の経験年数を8年以上有するとともに診断(注1)の実績を5件以上有する者 ●過去に建築仕上診断技術者の資格を取得し、更新登録をせず失効となった者
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試験時期 | 受講受付:2021年7月1日(木) ~ 8月31日(火) 【東京】2021年10月27日(水) ~ 10月29日(金) |
試験形式・内容 | 連続3日間(修了考査を含め約20時間)
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合格基準 |
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合格率 | 2020年度:134名 |
学習期間の目安 | 連続3日間(修了考査を含め約20時間) |
試験会場 | 東京 大阪 福岡 |
試験実施団体 | 公益社団法人 ロングライフビル推進協会(BELCA) |
受験料 | 受講料57,200円 |
資格の更新 | 資格の有効期間は5年間で、更新講習を受講するか、在宅学習による更新レポートを提出することで、更新が可能です。 |
給付金制度 | なし |
備考 | http://www.belca.or.jp/sbdannai28.htm
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お問い合わせ先 | 公益社団法人 ロングライフビル推進協会(BELCA)
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